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世界の労働者のたたかい : 労働コスト削減をめぐる攻防が激化するドイツ
投稿者: rodo-info 投稿日時: 2004-11-18 21:31:54 (2426 ヒット)


「労働通信」2004年9月号


 ドイツでは、生産拠点の海外移転か、労働条件の大幅な切り下げかをめぐる独占資本と労働者階級との攻防が激化している。

 ダイムラー・クライスラーは、〇七年に予定している新型高級車「メルセデスベンツCクラス」の生産にあたり、ジンデルフィンゲン工場で、年間五億ユーロ(約六七〇億円)のコスト削減をおこなうことを提案した。具体的には、労働者が長年のたたかいでかちとってきた週三五時間労働制をなんの代償もなしに週四〇時間制に逆戻りさせることや、交代勤務手当の削減などを求めるものであった。これにより、実質賃金は月額で最大七〇〇ユーロ(約九万四五〇〇円)も目減りする。

 経営側は、「この合理化に協力しなければ、Cクラスの生産を賃金コストの安い南アフリカに移管し、六〇〇〇人の人員を削減する」と威嚇した。
 これにたいして労働組合・IGメタルは、七月一五日にドイツ全国のダイムラー・クライスラー工場で八万人規模のストに突入した。

 七月二三日、労資の妥協がはかられたが、その内容は、経営側が六〇〇〇人超の雇用確保をみとめるかわりに、組合側が二〇〇七年から年間五億ユーロのコスト削減に応じるというものである。焦点の一つであった週三五時間労働制を四〇時間労働制に延長する問題については、研究開発部門だけに限定することで合意した。また、経営側も役員報酬を一〇%カットすることとなった。

 だが、この攻防はこれでおわりだとは誰も考えていない。すでに、シーメンスは六月に携帯電話の生産拠点をハンガリーに移転しないかわりに、賃金の代償なしで週三五時間制から四〇時間制への移行をすすめている。また、フォルクスワーゲンは、賃金の三〇%ひきさげを組合側に提案している。

 これらの問題はドイツの労働運動にとって今後おおきな課題になろうとしている。

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