メインメニュー
このサイトについて
話題のテーマ
出版物紹介
アクセスカウンタ
9941393

2936 :昨日
2151 :本日
会員専用ページ・ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
労働通信のご案内 : 新年のご挨拶
投稿者: rodo-info 投稿日時: 2013-1-1 0:00:00 (4470 ヒット)

2013年を迎えて
−2012年12月総選挙と岐路に立つ日本社会−

       現代労働問題研究会 運営委員会





新年あけましておめでとうございます。

 昨年一二月の総選挙の結果は、私たちにとって厳しい情勢を作り出すことになりました。三年前の政権交代への期待が裏切られたという国民の思いが、今回の結果に結びついたことは間違いありません。しかし、その揺り戻しを阻止できなかった私たちの力不足も真摯に受け止めなければなりません。
 私たちは、新年を迎えるにあたり、今後様々な場面で、国民生活、特に理不尽な労働条件を強いられる若者、働いても働いても生活がたちゆかない貧困層に降りかかるであろう弱者切り捨ての政策、そして国際平和を脅かすような反動的な政策に毅然とした態度で臨む決意を新たにするものです。

全文を読むには下記の<続き・・・>をクリックしてご覧下さい。


―生活防衛の狼煙を上げよう―



今回の総選挙の意義

 今回の総選挙は、日本の針路を大きく左右するものでした。それは大局的には、引き続きアメリカに従属し戦争ができる国へ後退して行くのか、アジアと共に地域から持続可能な社会へと転換して行くのかが問われていました。選挙結果は、それぞれの課題について以下のような懸念を抱かせるものです。

◆憲法、外交・防衛

 曲がりなりにも平和国家として存在してきた日本を戦争ができる国家へと導く可能性があります。これに対して、私たちは、憲法の平和理念に基づいてアジアと共生する道を訴えなければなりません。

◆TPP

 農業、雇用、医療など国のあり方をアメリカの多国籍企業にとって有利なように根本的に変えてしまう可能性があります。私たちは、地域からものづくり産業や農業を活性化し、国民皆保険制度など日本の医療、福祉制度を充実、発展させる方向にもっていかなければなりません。

◆原発

 引き続き国民を危険にさらし、エネルギー多消費型の持続不可能な社会にしがみつく政策へ後退する可能性があります。私たちは、脱原発、自然エネルギーを中心とした持続可能な経済社会構造(エネルギーの地産地消)を模索する一歩を踏み出さなければなりません

◆消費税

 消費増税により、低所得者層のさらなる生活困窮が予想されます。私たちは、拡大した格差是正とワーキングプア問題など貧困問題を助長するあらゆる政策に反対し、高額所得者層に応分の負担を求めるようにしなければなりません。

◆雇用、貧困対策

 非正規雇用労働者の拡大、生活保護バッシングで貧困をますます増大させる懸念があります。労働分野の規制強化、ディーセントワーク、セーフティーネットの拡充ですべての人が安心して働ける社会を作るよう働きかけなければなりません。

新自由主義・二大政党制とのせめぎあいの新たな段階

 今回の選挙では重要な争点がいくつもあり、各党の政策もねじれ、しかも多党が乱立した状態であったため有権者からみると非常に混沌としてどの政党を選べばよいのかがわかりづらい状況でした。しかし、歴史的にみると、新自由主義・二大政党制とのせめぎあいの歴史が新たな段階にきていることが分かります。

◆第一ステージ ソ連崩壊・五五年体制の崩壊〜小泉政権まで

 ソ連崩壊後の一九九〇年代から、アメリカ、財界、官僚機構はアメリカ型の二大政党制を導入し、この中で新自由主義的な政策を実現しようとしてきました。かつて民主党は、構造改革を進める小泉自民党政権にたいして「改革のスピードを競う」と言っていました。

◆第二ステージ 小泉政権後の政権交代〜民主党政権

 しかし小泉政権のもとで貧富の格差が拡大し、国民の怒りと批判が高まる中で、二〇〇六年、民主党は小沢一郎のもとで社会民主主義的な路線への転換を行いました。そして二〇〇九年には圧倒的な支持を得て政権交代を果たしました。政権奪取を狙う民主党に政策転換をさせたのは民衆の力でもありました。
 これに対して、アメリカ、財界、官僚機構は猛烈な巻き返しをはかりました。鳩山内閣を一年で辞任に追い込み、菅政権のもとでTPP参加を提案させ、野田政権のもとでは自公との談合のもとでマニフェストに反して消費増税法案の成立を強行しました。消費増税法案は、財務省の描いたシナリオのもとで民主、自民、公明が野合した結果であります。
 民主、自民への批判が強まる中で、現状への批判を強める人々の「受け皿」として、いわゆる第三極が登場しますが、これはもっとも新自由主義的な方向を打ち出しています。

◆第三ステージ 二〇一二年総選挙〜

 外交・防衛、TPP、原発、消費税、雇用・貧困対策などを争点としてたたかわれた今回の総選挙では、新自由主義に批判的な既存の共産党、社民党に加え、民主党などから分裂して、消費税、原発、TPP反対をかかげた日本未来の党、みどりの風、減税日本などの政党が登場し、いわゆる「第四極」を形成するに至っています。今後このステージでは新自由主義・二大政党制との闘いが本格化することが予想されます。

選挙結果は先の政権交代への失望感のあらわれ

 今回の選挙では民主党が大敗し、自民党・公明党が三分の二以上の三二五議席を獲得し圧勝しました。また、日本維新の会は伸び悩みはしましたが五四議席を獲得しました。
 一方、共産党、社民党などの革新政党や日本未来の党などの「第四極」は軒並み議席を減らしました。
 今回の国民の選択は、公約違反、消費増税などを談合で強行した民主党への国民の審判であると同時に、先の政権交代への失望感からくるものが大きいと言わざるを得ません。いくら調子のよいことを公約にしても、実際に実行できなければどうしようもないという思いが自民党への票につながったと考えられます。さらには、この国の政治にあきれた人々は、投票にすら行かなかったということが、投票率過去最低を更新したことから伺えます。
 そして、決定的と思われるのは、にわかに結党した第三極や第四極の候補者のおおくは、この選挙期間中にしか国民との対話を行っていないということです。逆に自民党や公明党の候補者は、前回敗れた候補者も含めて、この三年間地元に密着して国民との対話を深めてきたに違いありません。有権者にとっては、より身近な候補者を選ぶのは心情として十分理解できることです。
 これは、私たちの今後の活動の重要な観点として、敵から学ばなければならない教訓です。いくら立派な政策を掲げても、時間をかけて対話を行わなければ信頼を得ることはできないということです。
 今後、自民党は公明党と引き続き連立を組むでしょうが、日本維新の会との政策協力も模索するものと思われます。それは、改憲や防衛関連で公明党と考えの違うところは、日本維新の会と連携し法案を国会に通していくというような両刀づかいをする可能性があるからです。

希望を持って進もう

 自民党のタカ派が政権を取ったからといって、私たちは落胆することはありません。昨年は反原発を中心に、かつて無い市民運動が盛り上がり、今まで社会運動に無縁だった市民層までが積極的に参加するような状況が生み出されていることに、私たちは希望を感じています。特に大震災以降確実に大衆の意識性は高まっていることを垣間見ることができます。
 今後、改憲や消費増税、TPPなど国民生活を破壊しかねない政策が矢継ぎ早に出てくる可能性があります。しかし、それらを強行すればするほど大衆の意識性は高まり大きな運動となることでしょう。
 これら大衆運動がたかまりつつある中で、政権与党の中でも亀裂が生じる可能性があります。たとえば、TPP反対運動では、自民党への影響が強い医師会、JAなどが共産党とも共闘しているなど、分裂の兆しが見えています。
 運動のなかで、地方から既成政党にも影響を与え、憲法、原発、TPP、消費税などで広範な政治勢力の結集をすすめていくことも重要です。

現代労働問題研究会の新たな挑戦

 現代労働問題研究会は、今後私たちの生活に降りかかるであろうあらゆる困難に対して大衆運動、労働運動、市民運動などで生活防衛、戦争のない平和な社会のために闘う仲間の力になれるよう新たな挑戦にチャレンジしていきます。
 その時々の情勢にマッチした学習会や各種イベントの開催と支援活動を強化し、様々な活動団体とのつながりを模索していきます。また、雑誌「ワーカーズ・レポート(労働通信)」は紙媒体にこだわらず、より広範な人々に私たちの主張や各地で活躍している方々の情報を伝達できるように、ホームページとソーシャルメディアの積極的な活用を推進していきます。
 本年も現代労働問題研究会へのご支援をよろしくお願いします。

-----------------------------------------


「ワーカーズ・レポート(労働通信)」新年号のご紹介

★2013年新年号好評発売中!

★新しいワーカーズ・レポート(労働通信)をぜひご覧ください!













 

 『労働通信』は、現代の労働者が直面する問題や日本と世界の労働運動について隔月刊で編集、発行している雑誌です。

 編集委員は全員が職場ではたらき運動に参加している労働者です。また、全国の職場で奮闘している活動家のみなさんからの投稿にささえられて発行しています。

 購読料は、1部500円(送料込み)、年間で3,000円です。

 購読のお申し込みは「労働通信」ショッピングモールからどうぞ。
 




労働通信
Worker's Report
2013年1月号
CONTENTS
生活防衛の狼のろし煙をあげよう
2012年12月総選挙と岐路に立つ日本社会
2013年を迎えて
現代労働問題研究会 運営委員会
毒をもって毒を制する景気対策は限界に
身近な景気を考える
本土は本土が幸せになりたいから、本土のすべての不幸を沖縄に持ってくる
沖縄 高江訪問記
薬を買うときは薬屋と喋ろう
医薬品販売の規制緩和が意味するもの
『鍵のない未来を見る』
誰でも陥る日常の「落とし穴」を描く
劇団〈波〉 啄木の妻「節子星霜」全国公演の報告
歴史をおしすすめる人々とともに
劇団〈波〉
日本の社会保障制度
第3回 国民年金法の仕組み
インターネットで変わる選挙
個人の情報発信・収集力を強化
職場の護身術(34)
労働契約法を知ろう
ニュースクリップ
もんじゅ廃炉の決意新たに800人が結集
敦賀で全国集会を開催

印刷用ページ このニュースを友達に送る
検索
テーマ別の記事(選択してください)
テーマ別の最新記事
[ HOME ] [ NEWS ] [ BBS ] [ DOWNLOAD ] [ LINK ] [ FAQ ]