メインメニュー
このサイトについて
話題のテーマ
出版物紹介
アクセスカウンタ
10114578

2797 :昨日
0739 :本日
会員専用ページ・ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
理論問題 文化・歴史 : コラム【充電視点】映画『60万回のトライ』を観て
投稿者: rodo-info 投稿日時: 2014-5-30 23:30:00 (970 ヒット)

コラム【充電視点】映画『60万回のトライ』を観て





前田力


 『60万回のトライ』を京都の友人から一緒に見に行きませんかと誘われた。気になって調べてみたら大阪でも上映されていたので日曜出勤のあと夜の部を見に行った。上映後に共同監督の朴思柔(ぱく・さゆ)朴敦史(ぱく・とんさ)氏の挨拶とひと時の交流というサプライズがあった。

 映画は2010年1月、高校ラグヒーの聖地である東大阪市の花園ラグビー場。全国大会の準々決勝を迎える朝鮮高級学校ラグビー部の熱い思いと闘志をつづったドキュメンタリー映画だ。

 ただ、このドキュメンタリー映画が観た人にその判断をゆだねるという普通のドキュメンタリーではなく、明らかに朝鮮高級学校サイドから見た映画だということだ。朝鮮高級学校に対する橋本大阪府知事の高校無償化や補助金のカットという学校存続の危機にありながら、ラグビーにかける朝高生の青春。だからと言って日本社会に対する鋭い切込みや痛烈な批判が前面にあるわけではない。

 わたしが一番考えさせられたのは呉英吉(お・よんぎる)監督の部員たちへの授業風景だった。

 「我々がやっているスポーツは社会を変える。社会を変える大きな力がある。……日本人たちが私たちをどう見ているのか、大阪朝高をどう見ているのか。その印象をスポーツを通じて変えさせる。難しい言葉だかそれが私たちの『使命』だ。」

 ひたむきにボールを追う部員たちに課せられたあまりにも大きな「十字架」私にはそんな言葉でしか表現できない重い使命だ。

 高校ラグビーや高校サッカーの全国大会への出場さえ認められなかったとき、日本の教師たちは全国大会への出場の門扉を開くように粘り強く取り組んできたことを呉英吉監督は部員たちに聞かせる。そしてその門扉は開かれた。歴史は動いたのだ。

 日朝友好や日朝共闘を取り組んできた日本の組織は拉致問題を認めた時から退潮を余儀なくされた。それでも日本社会のなかにおかれてきた歴史的な「在日」への不平等、不理尽への理解者が運動を継続し社会を変えてきた事を事実のから伝える。

 この映画を観るのには「日本人からの意識」が問われている。南北に分断された朝鮮半島、北の脅威や拉致問題を取り上げるマスコミに心無い日本人は揺り動かされる。身近な隣人の声に耳を傾けることを拒み、誹謗中傷の悪罵さえ投げつけてしまう。

 監督は「コマプレス」小さな声・低い視線もモットーに在日のことを発信している。

 小さな声に耳を傾けるとき、わたしたちの社会が私たちが何をなすべきなのか見えるのかもしれない。

映画はドキュメンタリーの形だが楽しさを忘れていない。肩を張らずに楽しみながら観るのが監督の望みかもしれないことを追記しておこう。上映期間はあとわずかだが足を運んでみてはいかがですか。

上映予定はこちら ↓

[url=]映画「革命の子供たち」公式サイト[/url]

印刷用ページ このニュースを友達に送る
検索
テーマ別の記事(選択してください)
テーマ別の最新記事
[ HOME ] [ NEWS ] [ BBS ] [ DOWNLOAD ] [ LINK ] [ FAQ ]