『労働通信』2002年1月号
北風の吹く季節となり、「労働通信」編集委員会のみなさまにはご健勝のことお喜び申しあげます。
さっそくではございますが、私は、御誌にもとりあげられることのある日本郵便逓送の社員(運転手)です。私がこの会社にはいったのが土光臨調のころで、郵便職場では行革の号令のもと、「五八・四合理化」(一九八三年=昭和五八年=四月実施)、その後の「五九・二合理化」(一九八四年=昭和五九年=二月実施)がつぎつぎに強行され、職場から仲間が去っていきました。そしていま、規制緩和の波のなか、また二〇年前とおなじことがおきようとしているのかなと思います。
この二〇年かけて、会社幹部により組合幹部が手なづけられてこられたのではないでしょうか。二〇年前には、すくなくとも労働基準法は守られていました。というのは、いまでも日本の運送屋さんで労働基準法を厳格に守っているとこはないといってよいぐらいの数でしょう。そのなかで日本郵便逓送に入社したとき、私はこんな会社があることに感謝し、組合幹部が頼もしくみえました。その組合幹部が、みんな会社の幹部になり、また用意された所に天下り(天上がりかな)。そんな職場にいつのまにかなっていきました。
そうなると運転手への待遇は悪くなります。最近では、基準法も「雇用確保」の号令のなか、守られないこともしばしば。しかし運送屋のなかでは、まだまだよい会社です。そんなほかの運送屋さんと価格競争をしろというのが規制緩和だと思います。
しかし、職場で小泉総理の人気は悪くない。ふしぎなことで、なぜこんなことがおこるのか。昔流でいいますと階級意識がないのか、組合も共済活動だけ一生懸命。あとはね、自分たちも「天上り」したいのか?
そんなこんなで、おなじ問題意識の仲間といろいろ陰で話しあっています。とにかく情報がなくて、いま勉強中です。みなさまには貴重な話をいつもありがとうございます。