「労働通信」2004年3月号

「04春闘の取り組みへ向けた提案」(1月号掲載)について
 今までだと、統計などをつかって、数字から労働者の生活面を見ているような気がしていたが、今回の記事は、労働者や職場の生活実態から、記事が書かれている。
 この方がより身近に感じた。統計なども大切だが、こういった内容からの「春闘」のとらえ方のほうがいいと思う。
(大阪府・郵便輸送労働者)


「ソ連はなぜ崩壊したか?」(03年11月号〜04年1月号)への感想
 ソ連崩壊の原因として上島武氏があげられた経済的要因―労働生産性向上と計画経済の失敗―と政治的要因―官僚制の弊害―については、大学在学中に少々学んだことでもあり、要点を復習させていただいた感じがしますが、民族的要因―ロシア民族の優位にたいする被抑圧民族の不満―に関しては、よく知らなかったことなので、大いに参考になりました。
 ソ連の崩壊について考えるとき、頭をよぎるのは、中国の社会主義の行方です。市場化で経済と政治の改革・開放はすすんでいるようですが、それは諸民族間のあつれきを緩和する作用も果たしているのか、気になるところです。中国にたいしては、諸民族の融和が(チベット問題を除いて)比較的うまくいっているイメージがありますが、差別の現実は容易には見えないところにあるのかもしれません。
 「むすび」の、ソ連の社会主義(の崩壊)は人々を「脱政治化」してしまった、という上島武氏の指摘は、重いです。市民生活が後退するにつれ、人々の政治的判断力も衰えていくというのは、恐ろしい状況です。掲げた理想を投げ捨ててしまうほどの自滅の道を歩んでしまったソ連の歴史からは、まだまだ学ぶことが多いと思いました。
(愛知県・仕分け労働者)

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