| 学 習会 レジュメ |
資本主義的グローバル化は、ユーロー・カレンシーに端的に現れているように世界的な規模での資本の過剰によってひきおこされているものである。
今日の世界的な過剰生産恐慌は、マルクスが共産党宣言のなかでのべているように「こんなにも強大な生産手段および交通手段を魔法で呼び出した近代ブルジョア社会は、自分が呪文で呼出した地下の力をもはや抑えることができない魔法使いに似ている」ことをますます明らかにしている。
またレーニンは帝国主義を論じて、帝国主義は独占資本主義である、帝国主義は寄生的なあるいは腐朽しつつある資本主義である、帝国主義は死滅しつつある資本主義である、と述べていることがまさにわれわれの眼前で進行している。今日の先進国とりわけ米日欧の帝国主義は、死臭をまき散らして断末魔をあげている資本主義の姿をあらわにしている。
したがって社会主義の物質的条件が世界的規模で進み、貧富の差の拡大、階級矛盾の激化が未曾有のものとなっている。それは、国境を越えた多国籍企業による世界の労働者、農民、勤労人民に対する搾取、貧困化、抑圧の強化であるが、そのことはひるがえって、世界の労働者、農民、勤労人民が経済のグローバル化と対決して、搾取、貧困、抑圧に反対する反帝闘争をつうじて国際的な新しい団結をつくり、社会主義をめざす新しい力を強大化せざるをえない。シアトルにおけるWTO反対闘争がそれを示した。
職場・地域から、新自由主義・経済のグローバル化に反対し、具体的な闘争課題と結び付けて、新しい労働運動をつくりあげていく可能性と展望は限りなくひろがっている。(おわり)