2002年7月7日ホームページ掲載
| 2002年の4月から学習指導要領が変わり、また小学校、中学校が毎週土曜日も休みとなりました。このことで学校現場も大きく変化してきています。この変化の状況について、ある教師の方からレポートをもらいました。 |
これまで低学年は、隔週で土曜日は3時限、高学年は4時限の授業があった。その隔週分の1カ月分の授業(低学年は6時限、高学年は8時限)がなくなった。週平均にすれば低学年6時限÷4週で1.5時限。高学年8時限÷4週で2時限が、他の月曜から金曜に増えている。年間の総授業時間数も多少減っているが、それでも高学年は毎日6時限で午後3時45分ごろまで。低学年の2年生でも5時限のない日は週1日だけで他の4日は2時50分ごろまでという状態。こどもも教員も自由な放課後が少なくなっている。5日間ぐったりして土・日連休のパターンである。
一年間の総授業時間が減ったので他の学校行事で授業がなくなるのをさけるため、行事を減らしてきている。遠足と社会見学をどちらか一本にしぼるとか、遠足や運動会、学芸会そのものの廃止も検討され始めている。
総授業数が減ったのと「総合的な学習の時間」が3年〜6年で週2〜3時間分新設されたので、他の教科の時間がかなり減った。それにあわせて学習内容もかなり減らされている。
算数などの基本から積み上げていく教科は練習問題の時間が十分取りにくく、わからないところがある子どもがそのままになって、他の子どもとの差が広がってしまう不安がある。
3年〜6年の新設で1年、2年はまえから「生活科」(理科と社会を統合)があった。内容は関連している。3年〜6年は全国すべて教科書がなく内容はすべて各学校に任されている。「子どもの自主性を生かす(何を勉強したいか)」ことだけが建前になっている。各学校で差があると思える。校区・地域のつながりを生かすことも強調されているがどうしても市民、保護者一人一人や市民運動が学校とつながっているところが少なく、連合町会や老人会、校区の社会福祉協議会といった保守的な人脈と校長とのつながりで学習のゲストによぶことが多くなる。
保護者、市民と教職員の双方からも、日の丸・君が代の課題に限らず、「総合的な学習」の場にもっと積極的に出ていくべきだと思う。